【ドラクエ4 】一章「正義の騎士」の物語を徹底解説

作品紹介

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」といえば、ドラクエ史上初の独立したエピソード(オムニバス形式)で展開されているのが特徴です。

それぞれの章で異なる主人公たちが活躍し、彼らの冒険が最終的に一つの壮大な物語へと収束していく構成は、まさにタイトルの「導かれし者たち」という言葉に込められた意味を象徴しています!

本記事では、ドラクエ4のはじまりとなる第一章の物語の魅力を深く解説していきます。

初めてプレイする方も、かつて冒険した方も、この感動的な旅路を一緒に追体験しましょう!

第一章のテーマ「王宮の戦士たち」の舞台は、穏やかな王国バトランドからはじまります。

バトランド王
バトランド王

みなのもの。
最近子供たちがいなくなると言う噂は聞いておろう。 この国の王としてみはや放っておく訳にはゆかぬ。 事の真意を確かめこのわしに報告せよ。

王の命を受け、王宮の戦士ライアンは単身、子供たちの行方を追う旅に出ます。

ライアン
ライアン

まずは情報収集からだ!

まずは、バトランド城下町で情報収集を始めたライアン。

宿の客から「イムルの村」に行けば何かわかるかもしれないという情報を得ます。

イムルの村へ行くには、バトランドから北西の「イムルへの洞窟」を通る必要があると知り、早速向かうことにしました。

子供たちの安否を心から案じ、危険を顧みずに魔物たちの巣窟へと足を踏み入れる戦士ライアン。

その行動はまさに、弱きを守る「正義感」あふれる騎士といえるでしょう。

「イムルへの洞窟」を無事に抜け、イムルの村へ着いたライアン。

バトランドと同様に、子供たちが次々と消えているという情報を耳にします。

ライアン
ライアン

うーむ、わからぬ。
目の前で子供が消えることなどあるのだろうか…

イムルの村で情報収集をしていると、学校の先生からとある情報を聞き出すことになります。

先生
先生

いま事件の事を話しておったのです。私にはどうも子供たちが隠し事をしているような気がしてならないのですよ。

この情報をもとに子供たちから色々な話を聞いていると、イムルの村の地下牢にいる「アレクス」と遊んでいることをライアンは知ります。

早速、ライアンは地下牢へと向かいます。

ライアン
ライアン

あなたがアレクスか?

アレクス
アレクス

僕、アレクスって言うんだよ。えーん怪物が襲ってくるよお。恐いよお

どうやらアレクスは、何らかの原因で精神が退化し、記憶まで失っていました。

彼から情報を得ることはできず、ライアンは振り出しに戻ってしまうことになります。

情報収取に明け暮れ、あたりは暗くなりました。
その時、ライアンは宿屋の風呂場の裏側でのぞきをしている男を発見します。

ライアン
ライアン

おい、何をしている⁉
まさか風呂場をのぞいているわけではあるまいな?

男

え? 私がお風呂をのぞいているですって?とんでもない!でも黙っていてくれたなら良い事を教えましょう。 実は地下の牢屋にいる男を前に見たことがあるんです。バトランドの城下町だったかな。一度バトランドに戻ってみては?

のぞき男からの情報は、信用しにくいものでした。

しかし、何も手がかりがないライアンにとっては、そのわずかな情報ですら、暗闇の中を照らす一筋の光となりました。

のぞき男からの情報をたよりにバトランドへ帰還したライアン。

城下町でアレクスの情報収集をしていると、とある女性が驚きの事実を告げます。

フレア
フレア

えっ?
夫のアレクスが盗みを働いてイムルの村に!?

フレア
フレア

戦士様!
イムルの村まで連れていって下さいませ!

アレクスの有力な情報を得たライアンは、アレクスの妻であるフレアと共に、再びイムルの村へ向かうことにしました。

フレアと共に再びイムルの村へ向かったライアン。

地下牢でアレクスを見つけると、愛する夫に駆け寄るフレア。

夫を正気に戻すためフレアはアレクスに「ぱふぱふ」をします。

アレクス
アレクス

フレア!
まったく俺としたことが…
怪物共に襲われ恐怖で子供帰りしたらしい。

アレクス
アレクス

そこの戦士殿。
どうもありがとうございました。
これは子供たちから聞いたのですが、村の立て札から南に四歩東に四歩のところが秘密の遊び場になっているとか。 何かあるのかも知れぬ。ぜひ行ってみてはどうだろうか。

アレクスの貴重な情報をたよりに、ライアンは秘密の遊び場を目指すことにしました。

イムルの村からはずれにある森を歩いていると、古井戸から謎の声が聞こえてきました

謎の声
謎の声

こっちへおいでよ…。

謎の声のもとへ向かうライアン。

声の方へ向かうと宝箱を見つけ、開けてみると「空飛ぶ靴」が入っていました!

ライアン
ライアン

なんだ、この靴は。
とりあえず履いてみるか。

ライアン
ライアン

ぬおおお~
なんと空を飛んでおる!

空を飛んだライアンですが、井戸の中にある洞窟だったので、天井に頭をぶつけます…

ライアン
ライアン

この靴は何かに使えるかもしれない。とっておこう!

引き続き謎の声がする方へ向かうと、そこにはホイミスライムがいました!

ホイミン
ホイミン

僕ホイミン。
今はホイミスライムだけど人間になるのが夢なんだ。ねえ人間の仲間になったら人間になれるかなあ? 僕を仲間にしてよ!

ライアンは魔物と一緒に旅をするのを反対していましたが、ホイミンの情熱に根負け、仲間として受け入れました。

ホイミンと一緒に旅をすることになったライアン。

古井戸で手に入れた「空飛ぶ靴」をもう一度使ってみることにしました。

なんと、空飛ぶ靴を使うと、湖の塔に降り立つことができました!

ライアン
ライアン

まだこの塔は調べてなかったな…

ここでライアンとホイミンは、泣き叫ぶ子供が魔物に連れて行かれるところを目の当たりにします。

謎の魔物
謎の魔物

さあ、来るんだ小僧!

子供
子供

うえーん!恐いよー!離してよー

ライアン
ライアン

ここが犯人たちの巣窟か。ホイミン行くぞ!

塔にはさまざまな強敵が待ち受けていますが、ホイミンと見事な連携で親玉がいる場所までたどり着くことができました。

そこには、泣き叫ぶ子供の姿と2匹の魔物の姿がありました。

子供
子供

えーん、えーん、助けてよー。僕のこと勇者だろうっていじめるんだ!

おおめだま
おおめだま

ふん!名もない王宮の戦士などに用はないわい!

ピサロの手先
ピサロの手先

命知らずなやつめ、そんなに死にたければ願いを叶えてやろう。

かつてないほどの強敵と対峙するライアンとホイミン。

ライアンは全身からみなぎる闘志を敵に向けて放つが、敵の攻撃は想像を絶するほど苛烈で防戦一方となります。

ホイミン
ホイミン

ライアン様!

ホイミンもまた、ライアンを援護すべく呪文を唱え、必死に回復魔法をかけますが、敵の力はホイミンの回復呪文をかすませるほど強大で、ライアンの消耗は激しさを増すばかりでした。

ホイミン
ホイミン

ライアン様、もちません!

意識が遠のく中、ライアンの脳裏にこれまでの旅の記憶が走馬灯のように駆け巡りました。

そこに現れたののは、多くの仲間たちとの出会い、そして、守るべき大切な人々。

ライアン
ライアン

まだだ…
まだ終わらん!

ライアンは最後の力を振り絞り、ゆっくりと立ち上がります。

その眼差しには、もはや恐怖はなく、ただ勝利への強い意志だけが宿っていました。

ホイミンもまた、ライアンの覚悟に応えるように、再び祈りを捧げていました。

ライアン
ライアン

ぬぉぉぉ!

剣の切っ先がわずかに敵の急所を捉えたその瞬間、ライアンは体中に残された全ての力をその一撃に込めます!

この一撃は、まさに全てを終わらせる光となり、敵の体をつらぬきます。

ピサロの手先
ピサロの手先

我々が負けるとは…
だがきっと他の魔物達が勇者をさがしだしその息の根を止める事だろう。お前達人間はやがて帝王様の生けにえとなるのだ。地獄で待っているぞ、ぐふっ。

死闘を制したライアンとホイミンは、打ち倒した強敵が守っていた場所へと足を踏み入れ、さらわれた子供たちを救出することに成功します!

ライアン
ライアン

もう大丈夫だ。
俺たちが、イムルの村へ連れて帰るからな。

無事子供たちを連れ戻し、ライアンとホイミンはイムルの村への道を急ぐのでした。

イムルの村が見えてくると、村人たちは無事に戻った子供たちと、子供たちを救い出したライアンとホイミンを歓声と涙で迎えました。

事件を無事に解決したライアンとホイミンは、その後すぐにバトランドへと戻りました。

ライアンは国王にこれまでの経緯、そしてイムルの村で起きた事件の解決を詳細に報告しました。

バトランド王
バトランド王

よくぞ戻った!
この度のそなたの働き誠に見事であった。そなたのような家来を持ってわしはとても誇りに思うぞ!そうじゃ褒美を取らせようぞ! 何か望みは無いか?何でもゆうてみい。

ライアン<br>
ライアン

この事件を機会に旅に出させていただきたく存じます。

バトランド王
バトランド王

するとそなたはまだ子供である勇者を見つけ守りたいと。あい分かった!それがそなたの望みならもう止めはせぬ!これはわしからの餞別じゃ!受け取れい!

餞別に大量の経験値をもらい大きなパワーアップをしたライアン。

この不可解な経験値の獲得は新たな疑問を生むものでしたが、今はそれを深く考えるよりも、この得られた力をどう活かすかが重要でした。

バトランド王への報告を終え、改めて自身の胸に宿る使命を深く認識しました。

この世界に迫る危機を打ち破るには、伝説の勇者の力が必要不可欠であることを、ライアンは悟っていたのです。

こうしてライアンは、この広大な世界のどこかにいるという勇者を探し出すため、再び旅に出たのでした。

ドラクエIVの第一章は、物語全体の序章として、魔物との戦いが始まったこと、そして何よりもライアンという騎士道精神あふれる戦士の存在を強く印象づける物語でしたね。

イムルの村での活躍は、彼の正義感と困難にも臆することなく立ち向かう勇気を際立たせ、この後の壮大な物語の確固たる基盤となりました。

彼の揺るぎない信念は、これから始まる冒険で出会う仲間たちにも大きな影響を与えることでしょう。

後日、新たなストーリーの魅力と解説をしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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