あなたは使った?ドラクエでリストラされた迷&珍呪文

豆知識

作品を重ねるたびに洗練されていくドラクエの呪文体系。

しかし、昔からプレイしている方なら、覚えたはずなのに「これ、結局役に立たなかったな…」という呪文が記憶にも眠っているはずです。

今回は、プレイヤーの「使わなかった」という無情な選択によって、シリーズの歴史から消えてしまった、不遇な迷&珍呪文たちを紹介します!

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まずは、たった数ゴールド、数百ゴールドのアイテムに、その存在意義を奪われた「悲劇の呪文」たちから紹介しましょう。

  1. レムオル(姿を透明にする)
  2. レミーラ(暗い場所を明るくする)

それぞれ見ていきましょう。

レムオル

「ドラゴンクエスト3」に登場した呪文で、唱えると自分の姿を透明にするという、非常にロマンがあふれる魔法です!

とても魅力的に見えるこの呪文ですが、その用途は物語の途中で訪れるエジンベア城の門番をあざむき、こっそり城内に潜入する場面など、ごく一部のイベントに限られています

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そして最大の悲劇が、その効果を代用できるアイテムの存在です。

それは、道具屋でたった300ゴールド程度で買える「きえさりそう」。

せっかくレムオルを覚えたにもかかわらず、多くのプレイヤーは「ゴールドを払ってきえさりそうで十分」と判断しました。

その結果、レムオルは「きえさりそうに負けた呪文」として、ドラクエの歴史にその名を残し、後のシリーズから姿を消すことになります。

レミーラ

暗い洞窟や塔に入った際、一度は唱えた記憶があるはずの呪文です。

「ドラゴンクエスト1」の作品では、洞窟の中は足元しか見えない真っ暗闇でした。

これを晴らし、周囲を見渡せるようにするのがレミーラの役割です。

しかし、これもまた「たいまつ」という道具で代用が可能でした。

呪文を唱える手間やMPを考えると、安価なたいまつの方が手軽だったため、レミーラその存在意義を完全に失い、ひっそりとシリーズから姿を消しました。

続いては、プレイヤーにとっては便利な「時短」や「万能」を叶えてくれましたが、その万能さゆえにゲームのバランスを崩壊させると考えられた呪文たちを紹介します。

  1. アバカム(扉の鍵を開ける)
  2. シャナク(呪いを解く)

順を追って解説します。

アバカム

「ドラゴンクエスト2」で初登場した呪文「アバカム」。

鍵のかかった扉を、種類を問わずすべて開けることができるという、ロマンあふれる効果を持っています。

モチ
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しかし、この便利さがプレイヤーの冒険心を奪ってしまうことになります。

ドラクエの世界において、「鍵」は物語の進行を管理する重要なアイテムであり、鍵を手に入れることが冒険の大きな目的の一つです。

アバカムを習得してしまうと、この「鍵を探す」というゲームの楽しみ、そして鍵のレベルに応じた攻略順序を飛び越えてしまう可能性がありました。

さらに!

また、「ドラゴンクエスト3」では、すべての鍵を開けられる「さいごのかぎ」が手に入るようになり、アバカムを覚える意味がさらに薄れてしまいました。

このように、プレイヤーが鍵の代わりとして使うよりも、システムとして「不要」と判断され、シリーズから静かに姿を消していったのです…

シャナク

呪われてしまった装備品を教会に持ち込む際、必ず必要になるのが高額な「おはらい料金」ですが、「シャナク」はこれを節約できる便利な呪文でした。

一見リストラされるように思えない呪文ですが、後のシリーズでは、呪いがかかる防具や武器のシステムが簡略化されたり、呪いそのものがイベントアイテム扱いに近づくなど、ゲームバランスやシステム側の都合で自力で呪いを解く必要性が薄れていきました

結果、地味ながらプレイヤーの財布に優しかったシャナクも、システムの進化という時代の波には抗えず、リストラされてしまったと考えられます。

マジャスティス」は、「ドラゴンクエスト7」で登場した呪文です。

作中において禁断の呪文「マナスティス」に対抗するために生み出され、ストーリーの重要な役割を担っています。

モチ
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究極の呪文として期待されましたが、残念ながらその実用性は伝説と呼ぶにふさわしいものではありませんでした…

設定は究極、実用性は…

聖なる破邪の光で邪悪な力を打ち消し、対象の呪文効果を全て消し去る究極の呪文と名高い「マジャスティス」。

しかし、残念ながらその実用性はロマンに伴わない不遇の産物でした。

その実用性の低さは、以下の決定的な副作用が関係しています。

  1. 単体対象: 敵全体ではなく、敵単体のみ
  2. 味方にも影響: 敵単体にかかっている補助呪文を消す効果とともに、味方全体にかかっているバフ効果まで消してしまう

強力なボス戦でこそ使いたい呪文のはずなのに、せっかくかけた味方への強化まで自ら消してしまう究極呪文

モチ
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あなたはこれを「究極の呪文」と呼べますか?

正直、この効果であれば、敵全体のバフを打ち消す上に味方には影響のない「いてつくはどう」の方が優秀と言えるのではないでしょうか。

これが、マジャスティスが伝説でありながらリストラされた最大の理由と言えます。

今回は「MP節約」や「システムの都合」、そして「中途半端な実用性」といった理由から、シリーズの歴史から姿を消していった不遇な呪文たちを振り返りました。

確かに、今のドラクエの呪文体系は洗練され、無駄なく快適にプレイできます。

しかし、アイテムで代用できる呪文やゲームバランスを崩壊させた呪文こそ、古き良きドラクエの世界に愛嬌と奥深さを与えてくれていると思います。

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